私が、一番最初にカウンセラーなりたいと思ったのは、20歳の時でした。
その想いはちらっと頭をかすめた程度のものでしたが、確かにそう思ったなぁと振り返ります。
当時の私は、親元を離れて専門学校の寮生活をしていました。その時期から生きづらさを感じ始め、臨床心理士によるカウンセリングも受け始め、その苦しさがどこから来るのか、自分でも心理学の本や何か答えがないかといろいろな本を読み始めた頃でした。
自分の苦しさの原因が解らずに1年ほどたったころ、その時に見つけたAC(アダルトチルドレン)の本で、自分が苦しんでいる背景にあるものが少しずつわかってきました。
カウンセリングは、なかなか友人や親には言いたくないことも話すことができる場として、あの時の自分には必要だったと思っています。
当時の周りの人からは、過去ばかり振り返っても良いことはないと言われましたが、
私にとっては、この苦しさの原因を突きとめられるものなら突きとめなければ、前には進めないという気持ちであり状況でした。
世代を超えて連鎖しているものを理解し、自分の親も親なりの育った背景があること
そして何より、自分が何か悪いわけではなかったこと(自分を責める思考パターンになっていたので)に気づいて腑に落ちたことで、急に意欲が湧いてきたのを覚えています。
自責の念というのは、身体も心も重くするものだと実感しました。
本当は言いたかったけど、言えなかったことが、自分の奥底にあったこと。
感じないようにしてきた気持ちを肌で実感した時は驚きました。
一番初めにカウンセラーを意識したのは悩みの真っ只中にあった時でした。
その時は、「カウンセラーになりたいけど、自分がこんなに悩んでいてカウンセラーになれるかなぁ」と思ったのでした。
その後何年かは、ありのままの自分の感覚を自分で育てるように、やりたいことをやりました。馴染みのある接客業の中でやってみたい仕事もいくつかやってきました。
いろいろやってきて30代で、ふと立ち止まった時に、今後やりたいのはやっぱり人の気持ちに関わる仕事だなぁと改めて思い、やっとはじめられる場所も見つかり、今にいたります(^ ^)
カウンセラーの勉強は資格だけではなく、日々周りの人達と接して生きる中でできることが多いと思っています。まわり道をしているようで、今まで全ての経験が今に繋がってきているように思います。
私がカウンセラーになろうと思った経緯について書かせていただきました。
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