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「あんたが泣くっていうことは、あんたの周りも泣くっていうことだぞ。」

これは亡くなった父が私に言ってくれた言葉です。

何度泣いても癒されないと感じて、周りの人に愛を求めていた時の私を見て、父は真剣な顔でそう言いました。

「寂しい、寂しいって言って、周りの人に迷惑かけるなよ。」

そう言われて初めて、これではだめだな、と思いました。

この頃は、小さいときから抑圧してきた気持ちは大部吐き出していったあとでしたが、

周りの人に対し無責任な部分もあったので、そういう部分を言われているのはわかりました。

 

私が悲しんでいたら、周りの人も悲しませることになるということが、当時の私には見えていませんでした。

本当に苦しいときにそう言われたとしたら、聞く余裕などなかったと思いますが、

大部余裕も出てきて、楽しめているようにも思っていた時の、その父の言葉を私はしっかりと受け取りました。

 

 

逆に言えば、

「私が笑えば、周りも笑う。」

「私が自然体でいることで、周りの人にも心地よさが伝わる。」

そこからは、社会人として、一人の人間として、周りの人とどう関わっていったらいいか一から考え直しました。

人に求める前に、自分の気持ちと仲良くする。そこからしか始まらないのかもしれません。

「あなたが笑えば、周りも笑う。」