カウンセリングが効果的なケース
一例にはなりますが、以下のような状態にもカウンセリングが効果的なケースがございます。
どうしていったらいいのかわからなくなっている、
自分の行動のパターンからどう抜け出していけばいいのかわからない状態、
常にイライラしている状態、怒りを制御できないと感じる、
涙がとめどなく出続ける、家族や友人知人以外の第三者に話を聴いてほしい、
このような場合にはカウンセリングのセッションの場で
今気になっている事柄について、(過去、現在、未来含めて)
私はこう感じている 私はこう感じていたというものをお話しいただいています。
このような状態になった時に、そのままの感情を安心して出すことができる場所がカウンセリングだと考えています。
感情を安心して表出させる場所があれば、徐々に気持ちに余裕を持てる可能性が出てきます。
第三者であるカウンセラーが適切な距離を保ちながらも、しっかりと受け止めさせていただきます。
目の前のことに集中できない時
こういったときには、何か心の中に引っかかりや無意識レベルの中に消化されずに留まっている重い感情が積み重なっていることが考えられます。
まずは過去の振り返りの中で「本当は〜だった」素直な気持ちの見つめ直しをしていくのが良いか思います。
その時にその気持ちが良いか悪いか、正しいか間違っているのかのよう判断は一度横に置いておくということも大切です。
どんな気持ちであれ、自分自身に受けとめてもらえていないものは、心の中に留まり続け、ことあるごとに叫びをあげるので、一度しっかりその気持ちを肯定し受けとめることも1つの方法かと思います。
出てくるもの(記憶)から、わかってもらえなかった、伝えられなかった気持ちのその声をご自身で聴いて受けとめること。こういったこともカウンセリングの中で一緒に見つめていく時間をとることもございます。
頭で理解していることでも、心で感じていることがついていかない(気持ちがついていっていたかどうかわからない)という場面で、押しやったその気持ちはまだそこにあるということなんですね。
イメージングや、ノートに書き出していただくワークなども取り入れいき、苦しくなっているポイントとなる禁止事項を見つけて解除していくこと、否定的な思い込みを再定義していくことも効果的です。
見つめなおしの時間をとる
見つめなおしの時間をとって(この時に要する時間については個人の差や状況もありますので一概にはいえない部分ではあります)心の中がクリアになっていくと、自然と自分の中から、新しい発想も湧きやすくなってくることが多いと感じています。
それまでの人生の流れの中での積み重ねの上に、今出てきている課題というものにも意味があるのかもしれません。
そう考えると、周りの状況や環境をすぐに変える前に客観的な見つめ直しにより、今後の自分軸をしっかりとしたものにしていく時間を取るというのはとても効果的だと考えております。
感情を出していくこと(表現する、言葉にする)が必要な時
感情でいっぱいになった心のバケツから、感情を出していくこと(表現する、言葉にする)がすぐに必要な場合もあると考えています。
怒り、悲しみ、寂しさ、言いたいことを言わずに抑えて溜め込んでいくと、いつかいっぱいになったバケツから溢れて出てきて止まらないような状態に、一時的になってくることがあります。
出せなかった感情の詰まったバケツに、空き領域を作ることで、徐々にではありますが、気持ちに余裕を持つことができるようになっていきます。
満たされない想いや、辛い気持ちを出していくことで、その後徐々に今までは掴めなかった本音、こうしたいという気持ちが出てくる(気づく)こともあります。
はじめに、状況やお気持ちを客観的に見ていける余裕を持っていただくためにもカウンセラーに、どんなことでも構いませんので、お話しいただければと思います。
1回目のカウンセリングの最後に今後に向けて必要になってくることなどをお伝えし、2回目以降のカウンセリングをお勧めする場合もございますが、基本的にはご本人様のご意思におまかせしております。
重要になってくることといたしましては、段階を経て、ご本人の中で、自分はこうしていけばいいんだよねというものが浮き彫りになること、意思決定していけるようになることが最終的には大切なことかと思います。
そこまでの道のりは各個人によって異なってくるものですが、なるべく早くにそういった気づきの方向に行きつくことを目指しています。