中学入学と同時に東京から千葉に引っ越した私は

あまりの雰囲気の違いに、クラスにも自分から馴染もうという

気持ちになれず長い時間が経っていました。

 

当時バスケットボール部に所属していたのですが、

ある大会の試合を同じクラスの生徒たちが、少しの合間に見に来てくれたことがありました。

その試合は最後は負けてしまったのですが、

次の日教室に行くと、ある一人の男子生徒が私に

「結局、負けたんだってな!」と少しの笑顔と共に投げかけてきました。

彼にとっては深い意味のない会話の1つであったことでしょう。

些細なことといえばそうです。しかし、その言い方といい、態度といい

自分を嘲笑われたように感じました。

必死の思いでやっているからこそ、結局の一言でかたずけられた悔しさで

頭に血が上り、私が男の子だったらその場でグーパンチを顔にくらわせていたと思います(^^)

彼にはその時何も言いませんでしたが、当時は部活のバスケットボールに強い思い入れを持ってやっていたので、

その一言にさえも、「お前に何がわかるんだよ!」という

頑なな気持ちで許せなかったのです。

 

自分の拘りと、頑なさが強かったのですが、

思ったことを言葉にできなかったということもあります。

大人になって、捉え方によって反応は全く異なるものになる

ということも見えてきました。

また、私の中にある抑圧された怒りを刺激する人との出会いが必然だったとも捉えられます。

 

捉え方もありますが、言葉で上手く表現できないときに手が出てしまうというのは

決してよいことではありません。しかしその心境を私はこの出来事から感じました。

 

初めからバランスよく考えられていたら、今カウンセラーをしていないと思います。

いろいろな感情になってみてわかることがある、経験の大切さで、

その後そこから考え方を見つめなおしてみるのかは自分次第なのでしょうね。

最近ふと思い出した出来事でした(^^)

 

 

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青柳裕美
青柳裕美心理カウンセラー
皆様のこころのサポーターとして、いつもここにいます

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